10/30/24

坂本龍馬の魂を感じる!現代のおすすめマンガベスト10

坂本龍馬の「魂」とは?現代マンガに息づくその精神

坂本龍馬――歴史好きでなくても、その名を聞くと何かしら熱い思いが込み上げる。そんな不思議な力を持つ人物です。彼は幕末という時代に生まれ、「新しい日本」を夢見て奔走したカリスマ的存在でした。龍馬が追い求めたのは、立場や旧来の秩序に縛られない「自由な時代」だったんです。

そんな彼の「魂」を象徴するのは、やっぱり自由への渇望不屈の精神、そして仲間との絆。龍馬は偏見なく誰とでも接し、生涯を通じて志を共有する仲間たちと理想に向かい続けました。その自由を愛する精神や、仲間と共に進む姿勢は、現代の私たちにも勇気を与え続けています。そして、実はこの「龍馬の魂」は、現代マンガにも息づいているんです。

例えば、龍馬が夢見た「一つの日本」。これは、理想を追い求める物語友情の物語として、多くのマンガで描かれています。逆境に立ち向かう主人公や、仲間と新しい未来を切り拓くキャラクターたち――その姿には、まさに坂本龍馬のような「魂の革命」を求める気概が感じられます。

また、龍馬は一匹狼でありながら、志を同じくする仲間を次々と引き寄せていった、稀有なカリスマの持ち主でもありました。彼の「新しい日本を作る」という信念は、現代の冒険マンガやバトルマンガに登場するリーダーキャラクターたちにしばしば重ねられています。仲間と共に戦い、困難に挑む彼らの姿は、龍馬が示した「志の共有」というテーマそのものです。

今回は、そんな坂本龍馬の「魂」を感じられるマンガを10作品厳選してご紹介します。それぞれのマンガにどんな「龍馬の魂」が宿っているのか、「もし龍馬がこの作品を読んだらどう思うだろう?」と想像しながら、現代マンガの世界を楽しんでください!

#01. キングダム(原 泰久)

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
www.amazon.co.jp
564
(October 30, 2024 at 8:12 PM 時点 詳しくはこちら )
Book cover

良かった点

  • 信の成長と革新への情熱:戦国時代の壮大な物語の中で、信が理想を追求し、仲間と共に成長していく姿が龍馬の精神と重なります。彼の必死さに圧倒され、私もつい夜通しで一気読みしたほどでした。
  • 歴史の臨場感とスケール感:リアルな歴史の舞台で展開される戦闘シーンや人物描写には、読者をその場に引き込む力があります。読み進めるほどに、まるで時代の中に自分もいるような感覚を味わえました。

気になる点

  • 登場人物の多さと複雑な人間関係:キャラクター数が多く、人間関係も入り組んでいるため、最初は混乱しやすいかもしれません。私も初めは登場人物表やファンサイトのまとめに頼っていました。少し大変ですが、慣れるとその複雑さもこの作品の深みになります。

#02. ヴィンランド・サガ(幸村 誠)

ヴィンランド・サガ(1) (アフタヌーンコミックス)
www.amazon.co.jp
847
(October 30, 2024 at 8:12 PM 時点 詳しくはこちら )
Book cover

良かった点

  • 復讐から平和への成長:トルフィンが「戦い」を超えて平和を見出していく過程には、龍馬が日本の平和を求めた姿が重なります。復讐心から解放されていくシーンでは、私も涙が止まりませんでした。
  • 圧巻の描写と北欧文化への敬意:北欧の歴史や文化が細部まで描かれ、迫力のある描写はまさに圧巻。読んでいると、まるで北欧の大地に立っているような感覚が味わえます。

気になる点

  • 戦闘シーンの激しさ:初期の巻では過激な戦闘描写が多く、苦手な方にはややハードかもしれません。私も最初は驚きましたが、それがあるからこそ後の成長が感動的に感じられます。

#03. ピースメーカー鐵(黒乃奈々絵)

PEACE MAKER 鐵 (BLADE COMICS)
www.amazon.co.jp
544
(October 30, 2024 at 8:12 PM 時点 詳しくはこちら )
Book cover

良かった点

  • 新撰組を通して描かれる青春と絆:幕末という激動の時代を背景に、主人公・鉄之助が仲間と共に成長していく姿が描かれており、まさに龍馬の志と重なります。学生時代、この作品に心を揺さぶられ、「絆」の大切さを学んだ思い出があります。
  • 幕末のリアルな空気感:黒乃奈々絵先生の描く幕末は、時代の緊張感や儚さが伝わってきて、登場人物たちの思いが胸に響きます。まさに幕末好きにはたまらない作品です。

気になる点

  • 独特な絵柄:絵柄に特徴があり、最初は少しクセを感じるかもしれません。私も最初は戸惑いましたが、キャラクターに愛着が湧くにつれ、すぐに気にならなくなりました。

#04. ゴールデンカムイ(野田サトル)

ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
www.amazon.co.jp
564
(October 30, 2024 at 8:12 PM 時点 詳しくはこちら )
Book cover

良かった点

  • 異文化へのリスペクト:アイヌ文化や歴史が丁寧に描かれ、異文化に対する尊重の姿勢が伝わってきます。龍馬が異なる立場の人々を尊重しながら交流していたように、この作品も日本の多様な文化への気付きが多いです。
  • アドベンチャーとドラマのバランス:宝を探す冒険だけでなく、登場人物それぞれにドラマがあり、笑いと緊張が絶妙に入り混じっています。私も読み進めるほど、登場人物たちに引き込まれていきました。

気になる点

  • ブラックユーモアや衝撃的な描写:時折、ブラックユーモアや驚きの展開があり、好みが分かれるところです。最初は戸惑いましたが、慣れると独特の魅力に感じられるようになりました。

#05. 鬼滅の刃(吾峠呼世晴)

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
www.amazon.co.jp
460
(October 30, 2024 at 8:12 PM 時点 詳しくはこちら )
Book cover

良かった点

  • 不屈の精神と家族愛:主人公・炭治郎が家族愛を胸に、鬼に立ち向かう姿には、不屈の精神が感じられます。私も炭治郎の成長に毎回感動し、「自分も頑張らなきゃ」と励まされました。
  • 共感を呼ぶ登場キャラクターたち:敵も含め、それぞれのキャラクターが抱える背景が丁寧に描かれ、どのキャラにも感情移入できます。これは、読者の心に残る大きな魅力だと感じます。

気になる点

  • 涙なしには読めない重い展開:感動シーンが多く、涙なしでは読めません。私は一度泣きすぎて顔が腫れ、外出予定を変更したことも(笑)。感動ものが苦手な方にはやや重いかもしれませんが、それだけ心に深く残る作品です。

#06. ワンピース(尾田栄一郎)

ONE PIECE 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
www.amazon.co.jp
460
(October 30, 2024 at 8:12 PM 時点 詳しくはこちら )
Book cover

良かった点

  • 仲間との絆と自由への冒険:ルフィが仲間とともに夢を追いかける姿勢は、まさに龍馬が理想を求めた姿そのもの。自由を愛する冒険者たちが、困難を乗り越えていく姿には、いつも心を打たれます。私もルフィたちの成長に、青春時代からずっと元気をもらっています。
  • 壮大な世界観と緻密な伏線:広大な世界と物語の深い伏線が絶妙に組み込まれており、読み進めるたびに新たな発見があります。これまでにないスケールのマンガで、何度でも楽しめる奥深さを持っています。

気になる点

  • 長さが圧倒的で途中で挫折しやすい:連載が長期にわたり、巻数も多いので途中で追いかけるのが難しくなることがあります。私も一時期は追いつけずに中断していました(笑)。少しずつ読むと、物語のスピード感を味わえますので、焦らず楽しんでください。

#07. バガボンド(井上雄彦)

バガボンド(1) (モーニングKC)
www.amazon.co.jp
957
(October 30, 2024 at 8:12 PM 時点 詳しくはこちら )
Book cover

良かった点

  • 武士道と内面の探求:宮本武蔵の人生を追った『バガボンド』は、武士道に基づく生き方や自分を追い求める内面の葛藤が描かれており、龍馬の信念と通じるものがあります。私も何度も読み返し、自己探求について考えさせられました。
  • 美しいアートと緊張感のある描写:井上雄彦先生の繊細で力強い画風が作品に深みを与え、ページをめくるごとに惹き込まれます。特に戦闘シーンの迫力は圧巻で、一つのアート作品としても楽しめます。

気になる点

  • 進行のペースがゆっくり:物語の進行がややゆったりしているため、集中して読み進めたい方には少し物足りないと感じるかもしれません。私も、「続きが気になる!」と思いながら待っていた経験があります。じっくりと時間をかけて楽しむと良さが引き立ちます。

#08. 進撃の巨人(諫山創)

進撃の巨人(1) (週刊少年マガジンコミックス)
www.amazon.co.jp
550
(October 30, 2024 at 8:12 PM 時点 詳しくはこちら )
Book cover

良かった点

  • 理想の自由への渇望:主人公エレンが巨人に立ち向かいながら自由を追い求める姿勢には、龍馬の「新しい日本を作る」という志と重なるものがあります。エレンの姿に、自分も理想に向かって突き進む勇気をもらいました。
  • ダークでリアルな世界観:絶望的な状況の中で生き抜くキャラクターたちの姿には、思わず目を奪われます。物語のダークな雰囲気がリアルで、非現実と現実の境目を考えさせられる深い作品です。

気になる点

  • シリアスで重い展開が続く:登場人物たちの苦悩や犠牲の多い展開が続くため、時には「息が詰まる」と感じることもあります。私も一気に読むとやや疲れることがありましたが、じっくりと楽しむことで、物語の奥深さがさらに味わえます。

#09. アオアシ(小林有吾)

アオアシ(1) (ビッグコミックス)
www.amazon.co.jp
693
(October 30, 2024 at 8:12 PM 時点 詳しくはこちら )
Book cover

良かった点

  • 仲間と共に成長するサッカー青春物語:サッカーを通じて成長する主人公・アシトが仲間と切磋琢磨する姿勢には、龍馬の「共に進む」精神が感じられます。私も学生時代にサッカーをやっていたので、アシトの悔しさや喜びに強く共感しました。
  • リアルな試合描写と戦略:実際のサッカーの戦略や戦術が丁寧に描かれており、サッカー好きにはたまらない作品です。試合の展開には引き込まれる迫力があり、まるで自分もピッチに立っているような気分が味わえます。

気になる点

  • スポーツにあまり興味がないと入りづらい:サッカーの用語や戦術が多く登場するため、スポーツにあまり興味がないととっつきにくいかもしれません。私も初めは理解に時間がかかりましたが、アシトの成長と仲間との絆に気持ちが入ってからはスムーズに楽しめました。

#10. アサギロ〜浅葱狼〜(ヒラマツ・ミノル)

アサギロ~浅葱狼~(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
www.amazon.co.jp
528
(October 30, 2024 at 8:12 PM 時点 詳しくはこちら )
Book cover

良かった点

  • 新撰組を通じて描かれる仲間との絆と時代の波:幕末の若者たちが、時代の変化に翻弄されながらも強い絆で結ばれている姿が描かれています。龍馬と同じ時代を生きた彼らの葛藤や成長には、共感せずにはいられません。学生時代から歴史に興味があった私も、この作品で新撰組の魅力に引き込まれました。
  • 緊迫感のある時代劇のリアルな描写:ヒラマツ先生の描く幕末の空気は、緊張感があり、時代の流れがひしひしと伝わってきます。歴史ファンにはたまらない臨場感です。

気になる点

  • 少しマイナーで情報が少ない:この作品は比較的マイナーなため、関連情報やファンの意見を集めづらいことがあるかもしれません。私も、知り合いに「この作品読んでる?」と聞いても知っている人が少なく、もっと広く知られてほしいと感じています。

まとめ:坂本龍馬の精神を感じるマンガの魅力とは?

今回ご紹介した10作品には、それぞれが持つ独自の「坂本龍馬の魂」が感じられます。龍馬の魂といえば、理想の未来への挑戦自由と絆を大切にする精神、そして逆境に屈しない不屈の心。それらは、現代のマンガの中でも多くのキャラクターや物語に息づいています。

坂本龍馬のように、仲間と共に理想を追い求める姿や、旧体制に反発し新しい時代を築こうとする熱意は、今を生きる私たちにとっても共感できるテーマです。そして、マンガのキャラクターたちが困難に立ち向かい、成長していく姿に、私たちは時には勇気をもらい、時には自分も挑戦したいと思える力を感じます。

龍馬が愛した自由の精神は、ルフィの「海賊王」を目指す自由な冒険心に感じられ、逆境に負けず立ち向かう姿勢は炭治郎やエレン、トルフィンといったキャラクターに見られます。また、仲間との絆や理想に向かうひたむきな努力は、『キングダム』や『アオアシ』のような青春ものにも色濃く反映されていて、まさに「坂本龍馬の精神」が現代にも継承されているといえるでしょう。

これからも新しい作品が続々と登場する中で、龍馬の魂に共鳴する物語やキャラクターはさらに増えていくと思います。彼の「魂」を感じさせる作品に出会うことで、私たちも新たな視点や勇気を持ち、日々を過ごす活力にしていきたいですね。ぜひ、気になる作品があれば手に取ってみてください。坂本龍馬ファンの皆さんにも、新たな発見と感動があることを願っています。

© 2024 本の旅路. All rights reserved.